最近よく聞くフコイダンとは何なのか

最近よく聞かれるのがフコイダンという成分です。しかし、フコイダンとはモズクや昆布、ワカメなどに含まれるネバネバ成分のことを指します。では、なぜこれほど注目を集めているのかというと、それはがん抑制効果があるのではないかと言われているからです。しかも、抗がん剤の副作用を抑える効果があるのではないかという点でも注目されています。つまり、フコイダンとは抗がん剤のように、ガン細胞以外の細胞を傷つけてしまうという欠点を抑える治療ができるのではないかと期待されている成分になのです。しかし、フコイダンと言っても、海藻の種類によっては成分が変わってきます。そのため、どのような違いがあるのか知っておけば、フコイダンをより正確に利用できるようになるでしょう。

フコイダンに含まれる成分とは?

フコイダンに含まれる成分は、主にフコースという糖が多数結合した多糖類と、硫酸基という成分になります。つまり、フコイダンとは、フコース多糖類に硫酸基が結合した成分のことを指すのです。そして、フコースとは六単糖という糖の一種で、名称もフコイダン中に発見されてことに由来しています。また、硫酸基とは、硫酸の主成分のことです。しかし、硫酸と聞くと危険だと思われがちですが、多糖類に結合している状態だと無害になるので問題ありません。しかも、この硫酸基には、水分を保持する働きがあるため、ネバネバのもとになっているのです。さらに、フコイダンが効果を発揮するためには13%以上の硫酸基が結合している必要があります。つまり、フコイダンにとって硫酸基は欠かせない成分になっているのです。

海藻によって違うフコイダンの特徴

一口に、モズク・ワカメ・昆布などの褐藻類にフコイダンが含まれるといっても、それぞれの海藻の種類によって特徴が違います。まず、フコイダンの含有量で違いがあり、海藻の中で一番多く含まれるのが、モズクになります。その量は、40g当たりで約1gのフコイダンが含まれているそうです。そして、次に多いのが、ワカメで順にカゴメ昆布、マコンブになります。このように、海藻類にフコイダンが含まれるといっても、それぞれ含有量が違うのです。さらにいうと、フコイダンとは主成分がフコースである多糖類の総称を指します。つまり、フコイダン中にはフコース以外にもガラクトースやマンノース、キシロース、ウロン酸、アルギン酸が含まれることがあるのです。そして、フコイダンの構造は海藻類によって異なるという特徴があります。特に、製造工程の過程では、アルギン酸を多く含む昆布はフコイダンの抽出が難しく、アルギン酸の少ないモズクはフコイダンの抽出がしやすくなっています。そのため、フコイダン食品を選ぶときは、どの海藻類から抽出されたのかという点にも注目する必要があるでしょう。